Morikawa Laboratory

LTE網におけるM2Mアクセス制御方式

LTE網におけるM2Mアクセス制御方式 image 移動通信技術として開発されたLTE(Long Term Evolution) は,比類ない広域無線アクセス網技術として世界各国で採用されている.しかし,当該技術はH2H(Human-to-Human) の高速通信を目的としてシステム設計されているため,端末あたりのトラフィック負荷は小さいものの,端末密度が極めて高いM2M(Machine-to-Machine) に特有の運用環境は想定していない.したがって,何らかの理由により,高密度に展開された端末が一斉に網にアクセスすれば,トラフィック輻輳が生じて正常な通信が阻害される.例えば,大地震などの災害により発生した広域停電からの復旧時である.本研究では,LTE のランダムアクセス過程に注目し,LTE 標準仕様の基本的機構を維持しつつ,H2H とM2M 端末が共存する実環境下で,効果的なアクセス制御を実現するための検討を進めている.具体的には,PRACH(Physical Random Access Channel)領域の最適化,ランダムアクセス過程への階層構造の導入,アクセスタイミング決定過程に対するゲーム理論の応用など,多角的に評価を進めている.

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